yy16ki’s diary


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Talend Open Studio 8.0.1 のインストール

オープンソースのETLツールとして有名なTalend の無償試用版である Talend Open Studio を使用しようとしたところ,実行するまでにはまったので,インストール手順も含め記事にしました.結論からいうと,Talend側の言語設定が日本語だったことが問題で,英語にすれば問題無く実行できるようになりました.
※こちらは2022/2/22時点の検証結果になります.

インストール環境

下記の環境にインストールを試みました.

Windows 11 Home

事前準備

Java環境の構築

Talend製品を使用するには,Java環境を用意する必要があります.Talend Open Studio 8.0 の場合,Javaバージョン11と互換性があるようです.
Talendをインストールする前に,下記よりJava環境をインストールします.

help.talend.com

Javaをインストール後,JAVA_HOME環境変数を設定しておきます.
こちらも公式ドキュメントに記載がある通り進めれば問題ありませんでした.

help.talend.com

Talend Open Studioのインストール

Java環境の用意ができたら,下記よりTalend Open Studio をインストールします.

www.talend.com

Java環境の用意が問題無くできていれば,Talendが開き下記の通りサードパーティのライブラリをインストールすることを求められるので,問題無ければ同意し,インストールします.

f:id:yy16ki:20220304222018p:plain
ライセンスのインストール

Talend起動と合わせて,ジョブのデモがインストール可能なのでこちらを実行してみます.

f:id:yy16ki:20220304222336p:plain
デモジョブ実行画面

が,下図の通りエラーとなってしまいました.

f:id:yy16ki:20220304222533p:plain
エラーメッセージ

メッセージによると,Java環境の互換性がないことが疑われましたが,インストールしたJava環境は公式が推奨するものですし,パスも問題無く通っていることは何度も確認しました.(結局これが問題ということはありませんでした...)

Talendでは,ジョブの構築・実行とあわせてJavaソースコードが自動生成されます.
下図の赤枠内の「code」を押下すると,生成されたコードが表示されます.ジョブの実行ができなくても,コードは生成されており,エラー箇所がわかるようになっています.ここからエラー箇所を読み取り,ジョブを修正することができます.

f:id:yy16ki:20220304223400p:plain
codeを表示する

下図が今回エラーとなったデモジョブのコードの一部です.
画面右側の赤色表示されている箇所を押下すると,エラー箇所にとぶことができます.

f:id:yy16ki:20220304224019p:plain
生成されたコード

今回のエラー箇所は下記の通りで,実際のコードというよりもはじめのコメントアウトが外れておりコンパイルエラーとなっているみたいでした.

f:id:yy16ki:20220304223844p:plain
エラー箇所

色々と試行錯誤しましたが,実行ファイル内からこのコメント生成箇所を特定・変更することはできませんでした.試しにとTalend Open Studioの言語設定を「ウィンドウ > Preferences > Talend > 国際化」より英語に変更し,一度Talend Studioを再起動します.

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言語設定の変更

先ほどはエラーとなったデモジョブを再度実行してみると...
問題なく実行されました!

f:id:yy16ki:20220304225733p:plain
ジョブ実行完了画面

コードを見てみると,日本語設定だとコメントアウトが外れていたものがなくなっていました.

f:id:yy16ki:20220304225951p:plain
生成されたコード

言語を英語に変更した後,いくつかジョブを作成してみましたが,ひとまず問題はなさそうです.
他の方も日本語版でインストールされた場合は同様の現象となっているのでしょうか...
今回は以上になります.


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